いのち

LIFE

2019.11.22

祖母が亡くなった

 

享年99歳

 

大きな病気も、

怪我もすることなく、

最後は眠るように息を引き取ったおばぁちゃん。

 

私は20年近くをおばぁちゃんと一緒に暮らした。

 

優しくて

にこにこして、

子供が大好きなおばぁちゃんに、

末っ子の私はとても甘えさせてもらっていたと思う。

 

大学と同時に家を出てからは、

会うことも少なくなり、

その間に進んでいった認知症という病は、

おばぁちゃんの人格を変え、

優しいおばぁちゃんは、

忘れっぽい

怒りっぽい

ちょっと近づきたくないおばぁちゃんに変わっていった。

 

私が富士宮に戻ってきた5年前。

おばぁちゃんの認知症はかなり進んでいて。

同じ屋根の下で暮らすことに、

私も家族も、いろんなストレスがあった時期。

 

妊娠中、

産後、

何度おばぁちゃんと言い合っただろう。

 

どうせ言っても分からない

 

言ってもすぐに忘れてる

 

そう分かってはいても、

苛立ちをぶつけずにはいられなかった。

 

そんな自分がものすごく嫌で、

おばぁちゃんの好きだった部分を忘れていく事も嫌だった。

 

でもおばぁちゃんが亡くなって、

今までのことをたくさん思い出した。

 

忘れてしまったかと思っていたおばぁちゃんの良い所は、

ちゃんと私の中に残っていた。

 

私の子供達を抱っこしてもらえたこと。

嬉しそうにぎゅってしてくれたこと。

それがとっても嬉しかった。

 

 

まだまだ心がぐちゃぐちゃな、そんなタイミングの時に、

小学校で命の話をする機会を頂きました。

 

助産師の先輩方が伝えてきて下さった話を、初めて、自分が子供達の前で話すという日。

 

通夜と重なり、

やろうか、やらないか、

正直当日の朝まで考えていました。

 

でも、

このタイミングで命の話ができること。

きっと、おばぁちゃんが背中を押してくれているんだと思えて、

やろう、と思うことができました。

 

当日は200人近くの生徒、先生、保護者の方がいて、

それはそれは緊張するかと思いきや、

話している途中からなんだか楽しくなってきて、

命について、自分たちの心と体について、

うんうん!って聞いてくれる子供達の笑顔が、

より一層私を幸せな気持ちにさせてくれました。

 

 

 “私のおばぁちゃんには3人の子供がいてね。

 その子供から11人の孫が生まれた。

 その孫から、今は13人のひ孫が生まれた。

 たった一つの命から、こんなにもたくさんの命が繋がっている

 君たちがこの先、

 どこで、誰と、どんな出会いをするかは分からないけど、

 それをワクワクしながら、

 自分も、相手も、大事に生きていってほしいな。”

 

 

おばぁちゃんから受け取ったメッセージ。

うまく子供達に伝えられたかな。

 

 

遺灰を前に、

無邪気な子供達は、

ばぁちゃんが粉々になった〜と言っていた。

 

そう。

命はなくなる。

でも、

体はなくなっても、

残されたたくさんの家族の中には、

ずーーと残る物があるね。

 

書ききれないおばぁちゃんとの思い出は、

私の中で大事にしながら、この先の命を大事にしていこうと思います。

 

 

おばぁちゃん。

長い間、ありがとう。

お疲れ様。

ずっとずっと、大好きです。

 

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