災害時の子供の栄養

あお助産院

昨日、富士市で行われた防災セミナーで話した内容を少し。

 

災害が起きた時、

親は子を守ることに必死になります。

 

食べるもの

飲めるもの

とにかく食料を確保しなくちゃ!! と躍起になることは自分も想像ができる。

 

家庭で備蓄をしておくのはもちろんだけど、それも数日分ぐらいのこと。

 

もしも避難所生活になったら

キレイな水や

沸かしたお湯が手に入らなかったら・・・・

今、側にいる子供にどうやって栄養を与えていきますか?

 

 

昨日お話したのは、

〈母乳・ミルク ・離乳食〉について。

 

もっと細かく話したかったけど、時間の関係でさらっと。

 

でも、意外と皆さん初めて知ることが多かったようで、

特に当事者以外の、

災害時に支援する側の人達に、

乳幼児の栄養について伝えられたことはとても良かったなと思いました。

 

 

母乳🤱

母親がストレスを感じる事で、一時的に母乳の出が悪くなったと感じることがあります。

でもそれは一時的なもの。

一時的に減った母乳も、子供が欲しがる度に授乳をしていくことで、再び出てくるようになります。

大事なのは、ママがリラックスできる環境を整えること。

避難所の中でも、プライバシーが守られ、安心して授乳ができる空間が、絶対的に必要です。

そしてたくさん栄養をとって。

母乳は赤ちゃんの命を守ります。

授乳中の方には優先的に、十分な栄養がとれるよう周りが配慮していきましょう。

 

混合栄養の方、卒乳間近の方、

「少ししか母乳あげてないし、やめようかな」と思わずに、

災害時こそ、母乳を与えてあげて下さい。

小さじ1杯の母乳にも、子供達を病気から守る抗体がたくさん含まれています。

少しでも十分。

子供達にとって、どんな時もママの味は幸せを運びます。

 

 

ミルク 🍼

粉ミルクを調乳する場合は、サカザキ菌の感染を防ぐために、必ず70度以上のお湯を使用して下さい。

調乳して2時間以上たつもの、一度口をつけたものは必ず捨てましょう。

 

液体ミルクは常温保存可能なので、災害バッグに入れておくと便利。ただし、夏場など高温が続く時は冷蔵保存をしましょう。(備蓄は25度以下で)

あげる前は容器をよく降って、消毒された哺乳瓶に移し替えます。(ボトルタイプもあり)

今では西松屋やドラッグストアでも手軽に手に入るようになりましたね。

粉ミルクに比べたら割高ですが、水もお湯もない!という時にはとても便利だと思います。

 

🔸災害時、哺乳瓶は煮沸(沸騰したお湯で5〜15分)することで消毒ができます。

🔸哺乳瓶が手に入らない場合は、小さいめの紙コップを使って赤ちゃんに飲ませることができます。

 

 

離乳食🍙

災害時、その時にある物資から何が食べられるかを第一に考えましょう。

離乳食の段階は、一時的に変更することもよいと思います。

アレルギーがある子は、家庭の備蓄の中にアレルギー対応の離乳食を確保する必要があります。
(アレルギー対応の粉ミルクも同様。)

市販のベビーフードもうまく使いましょう。

 

災害時は、子供達も多くのストレスを感じます。

嗜好品(飴、チョコなど)も上手に使いながら、子供達の心理的安定を考えていきましょう。

 

 

🔹あなたがもし、支援する側だったら、、、

 

災害時には、子供がそれまでどのような栄養摂取をしてきたかを、確認することが大切です。

支援者が対象者の状況を確認せずにミルクを一律に配布することは、

・ミルクをあげることで母乳をあげる回数が減る→母乳の量が減る→子供の感染率があがる

・本当に必要な所へ必要な物資が行き渡らなくなる可能性

が考えられます。

 

母乳をしている人には、ミルク の代わりにおにぎりを一つ余分に配給するとか、

ミルクを渡す時は、清潔な水や哺乳瓶がある状況なのか確認をするとか、

そういった配慮を、ぜひしてほしいなと思います。

 

 

昨日は他にも、富士の防災危機管理課の方、地域防災指導員の方、家具やしめ隊の方などがいらっしゃり、とっても役立つ防災知識を教えて下さりました。

 

私もそうだけど、

つい家の備蓄ばかりを考えていて。

 

でも備蓄や災害バッグって、

災害が起きて生き延びれた後に使うものなんですよね。

災害時に生き残れなかったら意味がない。

 

家の中、

固定しない家具たちに囲まれて、大地震を3分味わうとしたら。

想像しただけで恐怖でした。

 

 

子供達を守るのは自分。

いろんな意識を変えてくれた防災セミナー。

良かったな〜

 

先日の富士bousaiしかり、

富士市のこういった取り組み、素晴らしいです!!

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