診療再開と、外壁工事のお知らせ
6/8に乳がんの手術を終えて1ヶ月以上が経ちました。
手術は左乳房全摘手術。
術後の経過はとても順調で、入院期間中は暇を持て余し、子供たちに会いたくて会いたくて早く帰りたい一心でした。
乳がんの告知を受けた時、
私のがんは非浸潤ガンで、ステージでいえば0期の初期段階でした。
でもそれはあくまでガンの一部を見ての判断なので、結果は手術中にとった組織を調べないと確定はしません。
で、結局私の場合は浸潤ガン。ステージは1期という結果に。
左乳房を全部とったので、もうそれでおしまいとちょっと期待していたから、この結果はなかなかのショックでした。
プラス、私のガンはエストロゲンという女性ホルモンが関わっているタイプ。増殖スピードも早い。
そのため、今後は乳がんの再発予防の為に、女性ホルモンを減らしていくホルモン療法をしていく必要があると。
これがなかなかこたえてね。
日頃から女性達にホルモンの話をしている私にとって、この治療が意味する事が瞬時に理解できて、同時にすごくつらかった。
そうか、
女性ホルモン、なくさなきゃなのか。
〜〜
私には2人の子供がいます。
そしてできることならもう1人授かりたいと願っていました。
妊娠したい
出産したい
授乳したい
大好きな人の子をもう1人見たい
子供達に家族を増やしてあげたい
なんで欲しい?
と聞かれたら、きっと答えはたくさんあるけど、純粋に、また赤ちゃんに会いたかったんです。
だから、今後5年間、もしくは10年間、治療の為に妊娠が望めないと分かってから、とにかくつらかった。
2人いるからいいじゃない、
今ある幸せで十分じゃない、
生きているんだからいいじゃない、
周りから言われる言葉を飲み込もうとすればするほど、本当の気持ちを抑えることに苦しくて、何度も何度も泣いていました。
ガンと宣告された時よりも
おっぱいがなくなった時よりも、
赤ちゃんを産めないという現実の方が、私には何倍もつらかった。
これは私の価値観だから、家族にさえ理解できない気持ちかもしれない。
だから悪あがきじゃないけれど、
卵子凍結や受精卵凍結も考えた。
女性にとって卵子は今が一番若いから。
凍結した後、5年後に体外受精で授かる未来も夢見ました。
でも結局は、
それをすることのデメリットを天秤にかけた時、私はそれを選べなかった。
きっと1人だったら迷わずに卵子凍結をしたと思う。
でも私には家族がいる。
これから先も成長を見たい子供達がいる。
だから今は再発予防のための治療を優先しようと、昨日主治医と話して決めました。
子供達に、「ママもう赤ちゃん産めないかもしれない」って伝えた時の、ショックを受けた表情が忘れられない。
「赤ちゃん抱っこしたい」と言っていた息子は、昨晩一緒になって泣いてくれました。
我が家、赤ちゃんが大好きなんだよね。
きっとまだまだ泣いちゃう。
妊婦さんを見たら羨ましいと思うし、3人、4人と子沢山の人を見たら羨ましいって思うと思う。
でもそれは決して妬みとかじゃない。
純粋に、いいな〜って羨ましい。
それが偽りない今の気持ちです。
いろんな人に支えられ、
早期発見早期治療ができている事が、とても幸運なことだから。
生かされている意味をしっかり受け取って、大事に繋げていこうと思います。
私は産めないけれど、
これから出会う母子の命を、私は全身全霊をかけて守っていく。
皆の赤ちゃん、
沢山沢山愛させてね。
※私のような若年性ガン患者の妊孕性温存について、今年から助成金がスタートしています。準備中の自治体もあるので、知りたい方は直接各自治体に聞いてみて下さいね。
そんなこんなで、体調は良く日常生活も元気に送っています!
皆さんには大変ご心配をおかけしましたが、あお助産院の診療は通常通り再開をしています。
(HPでのお知らせが遅くなり申し訳ありません。。。)
産後の育児相談、母乳ケア、抱っこ紐の相談、オンライン相談等、通常通り平日9〜16時でおこなっています。
(ご予約はこちらから→診療の予約・ご相談)
🔵現在あお助産院の外壁工事の為、産後デイケアのご予約はストップさせて頂いています。
産後ケアの部屋にクーラーがつけられないという事もあり、7月8月は申し訳ありませんが産後デイケアはお休みさせて頂きます。
(それでもいいよー!という方がいたらお受けします笑)
🔵オンライン講座や対面講座は、ふじの宮助産院のお産の方の状況を見ながら再開をしていきますので、しばしお待ちください。
では、暑くなってきましたので、皆さんお体大事にお過ごし下さいね。
いつもいつも、応援をありがごうございます!!